学習塾ロジム中高部 / 論理的思考力・問題解決力養成

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辞書ってすごいな

と気付いたのは高校2年生の3学期でした。というか、それまで辞書を全く使わずに生きていました。英語の教科書で知らない単語なんて必ず巻末の索引などにのっているのでなんとか乗り切れますよね。そんな理由で辞書を全く使わない中・高生は少なくないはずです。持ち歩くのは重いし。
高校2年生の3学期。私は留年の危機に瀕していました。数学で点数が悪い上に、授業中に弁当を食べていたペナルティで10段階の1が確定。英語で点をとらなければならない事態に。にもかかわらず友人のノートのコピーを紛失。試験前夜に試験範囲の文章の和訳のために、深夜に友人に電話をして単語の意味を質問しまくっていました。最初は、細かい意味まで答えてくれていた友人も、「soughtは?」「seekの過去」「seekって?」「探す」「ふーん」「で次のoutは?」などと一語一句聞く私に「っていうか辞書見ろよ。」と一言。
これが私と辞書との出会いでした。辞書を持っていなかった私は、妹に借りにいきました。いや、びっくり。例文まで載っていてわかりやすい。テストでよく出題されている熟語なども載っているではないですか。これがテストのネタ本か。などと意味不明なことを思いながら、徹夜で辞書を引きながら全訳を完成させることができました。
テストは、そんなにうまくいくはずもなくぎりぎりセーフの40点位。それでも、色々載っている辞書を読むのが楽しくなりました。まあ、英語が出来るようになる最初の段階は一気に暗記をする必要があるので、点数につながったわけではありませんが辞書=読んで楽しいもの、そして貴重な情報がたくさん詰まったものという認識を持つに至りました。
そんな訳で、私は電子辞書をよく買い替えます。

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