学習塾ロジム中高部 / 論理的思考力・問題解決力養成

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進振りも推薦も

そういえば。
私の通っていた高校は半数位が推薦で系列の大学に進学する。で、その大学で好きな学部を選べるかというともちろんそんなことはなく学部、学科に定員がある。
理系は大変。なんせ、学科ごとの人数の振り分けが2、3人。極端な話、学年で4番であっても、上位3人によって希望学科が埋まると推薦がもらえない。一応第3希望位まで申請できるのだが結果の手紙が家に送られてくるまでどこに通るのかがわからない。
理系は学科によってかなりやることが違うのに、こんなに適当な制度で決められていることに先生達は疑問を持たないのだろうか。
で、大学でも進学振り分けという同じような制度があった。
1、2年の成績で専門を振り分けられる。高校の推薦は、嫌なら外部の大学を受験すればよいのだが、大学2年まできて突然他大学へなんていけるわけがない。高い偏差値が大好きな東大生は風評から発生した序列を気にして、非常に厳しい争いが繰り広げられる。入試の発表のように掲示される結果発表の場で泣いている学生は少なくない。
全く希望しない専門を学ぶことを強制された学生はどのような気持ちで大学生活を送るのだろうか。理系はかなり濃密な研究生活を送るのだから相当大変だろうなとふと考えた。それとも大学名のついた卒業証書さえもらえればいいやという具合で耐えるのかな。
好きなところで学んでよいということにしても、むしろそうしたらそんなに偏りは発生しない気がするのだけど。と思ったが、そうしたらそうしたで誰かがまた就職先だなんだと序列をつけようと努力するのか。
それにしても進振りという制度はあまり幸せを生まない制度だと思う。

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