学習塾ロジム中高部 / 論理的思考力・問題解決力養成

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大学数学への橋渡し

中1も関数についての勉強が深まってくるにつれ、小学校での「算数」と「数学」の違いを感じるようになっていると思います。
本題。高校生のトップグループでも大学数学への対応力は下がってきています。助手以上の世代での1年生のテキストなど、全く読めないようです。
東大でも、教養課程のカリキュラム改訂を行っているようですが、その主題は教授が期待するレベルに達しない学力で入学してくる生徒への対応だとのことです。理系の生徒が全力を尽くしても単位を落としてしまうという現状だそうです。
駒場の書籍部で一番売れている数学書が以下のものというのも情けないですが、現実的に対応させる指導をしていかないとという危機意識も芽生えます。
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合格後、この本を1週間位で読んでみてください。あっさり理解出来て当たり前ですが、とまどうようなら相当な気合いを入れましょう。以下は、その次のレベルとしておすすめです。大学の授業はめちゃくちゃ速いですから、授業開始までの1ヶ月でもしっかりと準備してみてはいかがでしょう。
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松坂和夫の本は、大学数学としては格段に読みやすく書かれています。このレベルを完璧に理解出来ないと単位はもらえません。線型代数は復刻版が書店に並んでいるはずです。6巻からなる解析入門は字が大きめで薄いので最初の2巻だけでも読んでおく良いですね。1冊にコンパクトにまとまっている松坂和夫訳のラングの本も同様です。
ちなみに線型代数とは「行列と行列式」、解析は「微分・積分」の延長です。

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