学習塾ロジム中高部 / 論理的思考力・問題解決力養成

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文系数学と理系数学

東大の理系数学は昨年に続いて少し、というか大分難しい構成でした。
大学側も少し危機感を覚えてきたのでしょうか。
入試としての機能が疑わしいほど難しかった90年代レベルまではいきませんが、0完での合格者も少なくなかったのではないでしょうか。大問の(1)は頻出問題が並んでいるのでこちらをすべて正解して、部分点勝負だったのでしょう。数3Cからの出題だった問2、4、5の(1)は、演習量で対策ができる計算問題なのでこれをしっかり獲得できないときつかったかな。文理共通の問1(1)(2)は普通に勉強していれば一度は解いているはず。フェルマーの小定理ですね。
問6はかなりの実力を持って、さらに時間的余裕を持って取りくまないと無理でしょう。こういう大問には、受験勉強しかしてこなかったような生徒は歯が立たないですからね。
文系はかなり簡単。問1の円はロジムでいえば中2レベル。「tの範囲を書け」という指示はなくても関数に関しては定義域は当然必要。指示をしないほうが生徒のレベルが見れてよい気がします。理系の問1が文系の問2に配置されましたが、フェルマーの小定理は基本です。「整数」から逃げるような生徒は文理問わず話になりません。
文理とも問3には共通の確率問題。これは注意力だけが求められました。他の難問には手をつけなかった受験生も多かったでしょうからここで大きく差がついたのかもしれません。この20点分は倍率3倍という競争の中では、非常に大きかったでしょうね。

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