どこの学校も試験期間中。ということで、昼過ぎから普段は授業日ではない中高生がわらわらと。
こういう日は折角の機会なので、地歴・理科含め、普段の指導科目以外の話などしています。
私は、昔から「試験１週間前」という区切りの悪影響を主張しています。１週間程度で出来る対策でなんとかなるテストに意味は無いと思いますし、何より数時間の詰め込みで手に出来る中間・期末テストの成績に安心して、頭を使っていないことに親も本人も疑問を持たなくなるからです。
学校の成績は悪くないのに・・・という相談を受けることがありますが、私から見ると学校のテストなど文字と数字を24時間位覚えていられるかの記憶力を試している位にしか思えません。あとは、制度に対する従順さでしょうか。
1週間前の制度をなくすと抗議をしてくる保護者は少なくないでしょうが、1週間前にしか勉強しないのは全くしないのと同じなので、むしろ日々危機感を持てるという点で良い結果を生むと思います。
まあ、最近の学校経営だと、子供に本当に実力がつくことよりも、保護者が外野から見て、サービスとして納得しやすいようなカリキュラムを組むことが優先されるようなので実現はしないでしょうね。
課題の為の課題で忙しそうにしていて、苦しんでいるのに全く伸びていない生徒が増えたなというのは、塾の先生達の共通認識でしょう。