ロジム中学高校部 / lojim mshs

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東大農学部公開セミナー 動物の行動を科学する

第38回 東京大学農学部公開セミナー■公式HP
動物の行動を科学する
 2010年6月19日(土)13:30~16:30
プログラム
カラスの特異な食習性と地域食文化
生圏システム学専攻  教授  樋口 広芳
 カラスはほかの多くの鳥と異なり、いろいろな場所にすみ、さまざまなものをいろいろな方法を使ってとって食べる。また、ある方法がうまくいかない場合には、その場で別の方法を試みる。カラスは、この多様で柔軟性に富む行動上の特徴と関連して、多くの地域で異なる生態や行動を見せる。地域と結びついたカラスの独自の生態や行動は、人間社会の地域文化と似たところがある。食習性に注目し、カラスの地域食文化とも呼べるものの例とそれが生じる背景を紹介する。
 
蛾のプロポーズ ― 匂いと音によるコミュニケーション ―
生産・環境生物学専攻  教授  石川 幸男
 夜の暗闇の中で活動する蛾は,どうやって「同種」の配偶者との出会いを果たしているのであろうか? 蛾のメスが匂い(性フェロモン)で同種のオスを誘うことは古くから知られていたが,最近になって,誘われて来た蛾のオスが超音波のラブソングを奏でることがわかった.オスのラブソングは,その言葉から浮かぶイメージとはほど遠く,........
 
マツノマダラカミキリ成虫の行動と松枯れ
森林科学専攻  教授  富樫 一巳
 マツノマダラカミキリは枯れたばかりのマツに産卵し,幼虫はその内樹皮を食べて発育する。マツノザイセンチュウは松枯れの原因であり,カミキリは線虫を枯れたマツから健全なマツに運ぶ。カミキリと線虫は互いの種がいるときに増殖率が高まるので,相利共生の関係にある。しかしながら,あまりに多数の線虫がカミキリに便乗すると短命化するが,マツを枯らす能力は高くなる。この結果,線虫保持数によってカミキリは子世代の餌生産に寄与するグループ,繁殖に寄与するグループ,2つの機能を持つグループに分割される。このような相互関係がマツ林の松枯れの発生パターンに大きく関係する。また,飛翔が松枯れの発生地拡大の速度に関係する。
 
悩めるペットの行動治療
応用動物科学専攻  准教授  武内 ゆかり
 我が国では空前のペットブームと呼ばれる時代に入り,犬と猫の総飼育数はすでに19歳以下の人口を凌ぐ勢いだが,少子高齢化の波とともにこの数はさらに増加することが予想されている。こうして多くのペットが飼育されながら,問題行動を理由に飼育放棄される動物も少なくない。こうした現状に対応するべく,我が国においても,問題行動を治療する「動物行動医療」が近年発展してきた。問題行動をもつ動物を救うために,そして飼い主たちの苦悩を軽減するためにも私たち動物行動医療に従事する獣医師の仕事に期待されるところは決して軽くはない。ここでは,問題行動治療の基礎と実際,そして問題行動にまつわる研究について紹介する。
 
司会・進行    生圏システム学専攻  准教授  吉田 薫 
開催のご案内
日  時 2010年6月19日(土)13:30~16:30
場  所 東京大学 弥生講堂・一条ホール
 東京都文京区弥生1-1-1
 地下鉄南北線 「東大前」下車 徒歩1分
 地下鉄千代田線 「根津」下車 徒歩7分
お車でのご来場はご遠慮ください
対  象 どなたでも参加できます。
定  員 300名(当日先着順、事前登録不要)
参加費 無料
受講証 受講証を発行いたします。
ご希望の方は、120円切手をご持参の上、当日受付でお申込ください。
公式HP
主催・共催
主  催 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部
共  催 財団法人 農学会
問い合わせ先
東京大学農学系総務課 総務チーム 総務・広報情報担当
〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1
電話 03-5841-5484, 8179
E-mail koho@ofc.a.u-tokyo.ac.jp

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